富士登山 日本旅

富士山登頂!

2016.08

全てiphone6での写真。

ああ、この時に、今のような一眼カメラを買っていれば、ものすごくきれいな写真が撮れていたのにと後悔です。

僕は、30歳ぐらいの時に、富士山に一度登っています。

世界一周の旅、メキシコで出会った”芝さん(仮名)”の静岡の実家に前泊させていただき、食事もいただき、お父様には車で5合目まで送っていただくという歓待ぶり。本当に、その節はありがとうございました。旅での出会いって、本当に、素晴らしいと思います。

そんな富士山登頂を、小5の長男に経験させたくて、

『富士山なんか二度と登るかボケ。。。』

と思っていたのに、重い腰を再び上げたのです。

まずは、中華街へ。

■鎌倉の大仏

鎌倉の大仏って、中に入ることができるんですね。。

すごい。

中は、なかなか狭いです。

近くの水槽がある喫茶店で、昼食を食べ(ここでは、カツカレーを食べる)、

五合目行きのバスに乗り、

夜ご飯は、富士山カレー(カレー好きにもほどがある)。

杖があると、負担が軽減されるんですよね。

夜8時ごろ登り始めました。

ちなみに、富士山の高さ3776mは、

僕が経営する塾では、「ミンナナロ(3776)ーね富士山に」で覚えます。

山小屋や、〇合目の看板が出るたびに、写真を撮ります。

この時点で8合目で、既に23時頃でした。

無理は禁物。一人8千円程する高い山小屋で、休もう。

一人にあてがわれるスペースは畳一畳分もなく、23時を回っていたので、既に眠っている方も多数。真っ暗な中、川の字のように、一人分のスペースで寝ましたが、翌朝起きてみて、皆と反対側を向いて寝ていたことが判明。暗くて、どっちが頭なのかわからなかったのね。

すごーい。

この時点で、既に雲の上だったんだ(夜なのでわかっていなかった)。

高い高いココアと、おしるこが朝食。

さあ、スタートだ。

実は、どえらい高さまで登ってきている事に気づく。

やはり、夜に登ると視界も悪いし、危険なんですよね。その分、涼しいので体力は奪われない。

僕たちは、夜の登山(早めの就寝)→朝早くからスタートで、暑さ対策しましたが、それでも暑い。リュックをしょった背中が、べちょべちょです。

素晴らしい景色だ。

そして、この斜面を、ブルドーザーのような車が登ってきます。山小屋へ荷物を届けるようです。

こんな斜面を登ってこれるんだ。。。

まだ八合目。八合目にも、かなりのレベルがあるんです。

登れど登れど、八合目は続く。。。

まだなのか。。。

何だったっけ。

ある一定の高さをこえると、木が生えないんですよね。

ここで、恐ろしい人物と出会う。

写真左の男性。せった(サンダルみたいな、草履みたいなもの)で登ってきてる。。。

この辺で9合目だろうか、もうよくわからない。。。

まだなのね。。。本八合目って。。。

一段と景色が素晴らしくなり、雲の隙間から下界も見えてすごーーーい。

実は、長男は中学受験生です。

受験と山登りはよく似ているといわれ、子育てにおいても、山登りを子供に経験させること、その計画を立てさせること、そして、一歩一歩あゆみを進めることが、学習と似ている事から、勉強にも効果があるとされているとのことで、男二人で挑戦しているのです。

妻、長女(都合上行けなかった)、次女は「私、行かない」だそうです。ロマンが分からんのだな。こんな絶景が待っているのに。

まだ八合目だ。。。

スマホ写真じゃなかったら。。。子供の顔も、ばっちり撮れたかな。。。

山用シューズで、準備万端だったのですが、足が痛くなってきた。。。

もう九合目かな?山頂まであと少しだ。。。

もう少しだ。

きた~!!!

しかし、ここは実は、富士山の火口部分で、本当の頂上3776mの所は、ここから更に上がります。

山頂のペットボトルは、1本500円です。

途中の山小屋でも自販機はありますが、上に行けば行くほど高くなります。

まずは、本当の頂上を目指すために火口のふちを移動します。

カップ麺は確か800円でした。(今は、もっと高くなっているだろうなあ。。。)

山頂にある、郵便局から木の板のはがきを家族に出しました。

さあ、本当の頂上を目指そう。

遠いな。そして、斜面も急なので砂利で滑る。。。

上から見るとこんな感じ。

見事、登頂。感無量です。

さあ、実は帰りのことを考えると、ゆっくりもしていられない。

帰りに一泊してる場合じゃないぞ。一気に5合目まで下りなければ。

僕は、同じ道を通って行き来するのが嫌いです。

当然、来たルートとは違うルートで下山します。

山の天気は変わりやすい。

雲の間を抜けていくのかな?

僕のような体重が重い人からすると、下りの方が実はしんどいんです。

登りは、「山頂を目指すぞ!」という気持ちもあって、しんどくても頑張れます。しかし、下山はきつい。。

お、雲を抜けたかな。

6合目まで降りてきた。曇っている(少し雨も降っている)。

無事、5合目まで降りてこれました。

そして、ここで気が付きます。

『こんなに頑張って、しんどい思いをして登って、降りて、このまま、直行で大阪の自宅へ帰る気になれない=泊まりたい』

近くの宿を探すが満室。。。。

まずは、近くの新幹線の駅までバスで移動だ。その間も、近くの宿を探すのですが見つからない。

そして、ここでも気づきます。

バスを次々降りる人は、温泉場やホテル、大きな宿で皆、降りていくのです。

『みんな、登山後、宿泊する場所を、先に予約しているんだ』

時すでに遅し。。。。でも帰りたくない。

妻に電話すると、「帰ってくれば?」とのこと。

ぬぉぉぉぉぉ!!!!無理だ、この状態で直帰するなんて、頭がおかしい奴のする行動だ。(お前がな)

という事で、名古屋で見つけた朝食付きのホテルに宿泊することが決定。

小5で富士山登頂を祝って、好きなものをたらふく食べ。

朝食付きで、

ホテルを出発。

そのまま大阪に帰るはずもなく、

長男が好きな、ウナギの名店を目指すことに。

ええっと。。。

朝一にお店前に行き、「ご予約は?」と言われて、

「予約していません」と答えると、店に入れるのは13時過ぎになるとのこと。今11時なんですけど。。。

何もないここで2時間も待つわけにもいかず諦めました。。。名店って、こうなのね。

名古屋城を満喫し、

(見事なウナギのピンボケ)

名古屋駅近くのビルに入っている有名ウナギ屋のテイクアウトをし、

無事、大阪に帰りつきました。

楽しかった。富士登山をした時が2016年。2024年現在、長男は大学1年生となりました。今や、家族旅行に行くことはあっても、男二人で旅に出るなんてことは、今後、ないだろうと思います。子供が小さい内は、本当に一瞬で過ぎ去ります。

ほとんど毎週日曜日に遊びに行っていた僕でも、後悔しきりです(もっと、子供たちと遊んでおけばよかった)。

皆さんの未来は、どうですか。僕のような後悔がないように、一瞬を楽しんでくださいね。

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